紅玉りんご そして蜜入りりんご
2006年 10月 29日
お菓子用に紅玉りんごを煮ました。
りんごを切るとしっかりとした果肉から果汁がにじみ出てきます。
爽やかや香りが漂っています。
「紅玉」は180年も前にアメリカで発見された品種で、日本へは明治の初めの頃に入って来たそうです。
昭和の、、、40年代半ばくらいまでは普通にたくさん出回っていました。
子供の頃のりんごと言えば「紅玉」か「国光」でしたから。
その後に「デリシャス」が出てその甘さに驚いたのを覚えています。
嗜好の変化と生産の効率からなのでしょうか、ほとんど見かけなくなってしまいました。
病気も発生しやすかったり、完熟させ過ぎると黒い斑点が現れたり、また収穫時に傷が付き易かったりして気を遣うようです。
みずみずしい画像は↓ 『シャイニー』さんからお借りしました。
反面、完熟すると「ふじ」や「デリシャス」でよく見られる“みつ”は「紅玉」にも入っています。
“みつ”は注入する、、、などの俗説が流れていたのも懐かしい話です。
樹上でりんごが完熟する過程で自然に発生したものです!^^
貯蔵中に徐々に少なくなって行くそうなので新鮮な証拠でもあるのかしらね。
そして何と“みつ”入りりんごよりも、 “みつ”の入っていないりんごの方が 甘いこともあるのですよね。
ワイルドだけと言われる「紅玉」ですが、果肉がしっかりしていて果汁もたっぷり、
酸っぱいと言われる「紅玉」ですが、爽やかなあと味、
出回る期間も短くて、収穫後も「ふじ」のように長持ちししない「紅玉」ですが、
お菓子や料理だけでなく、そのまま生食にするのも大好きな「紅玉」です。
りんごでは、光合成によってつくられる同化産物がソルビトールに変換されて葉から果実に流転し、果実内で果糖(フルクトース)などの糖に変換されます。
完熟期にはすでに細胞内が糖で飽和されているためソルビトールは細胞の中に入れず、細胞と細胞の間に蓄積するため、水浸状になると考えられています。
したがって、みつ入りりんごは完熟になるまで樹に成っていたことの証明ですし、おいしい証拠でもあります。
このみつの部分にはソルビトールが多く含まれており、さわやかな甘さが感じられますが、ショ糖(スクロース)などの糖は他の部分と比べて多いわけではありません。
『参照文献 「果物の真実」 間苧谷 徹 編著 (化学工業日報社発行)』
りんごを切るとしっかりとした果肉から果汁がにじみ出てきます。
爽やかや香りが漂っています。
「紅玉」は180年も前にアメリカで発見された品種で、日本へは明治の初めの頃に入って来たそうです。
昭和の、、、40年代半ばくらいまでは普通にたくさん出回っていました。
子供の頃のりんごと言えば「紅玉」か「国光」でしたから。
その後に「デリシャス」が出てその甘さに驚いたのを覚えています。
嗜好の変化と生産の効率からなのでしょうか、ほとんど見かけなくなってしまいました。
病気も発生しやすかったり、完熟させ過ぎると黒い斑点が現れたり、また収穫時に傷が付き易かったりして気を遣うようです。
みずみずしい画像は↓ 『シャイニー』さんからお借りしました。
反面、完熟すると「ふじ」や「デリシャス」でよく見られる“みつ”は「紅玉」にも入っています。
“みつ”は注入する、、、などの俗説が流れていたのも懐かしい話です。
樹上でりんごが完熟する過程で自然に発生したものです!^^
貯蔵中に徐々に少なくなって行くそうなので新鮮な証拠でもあるのかしらね。
そして何と“みつ”入りりんごよりも、 “みつ”の入っていないりんごの方が 甘いこともあるのですよね。
ワイルドだけと言われる「紅玉」ですが、果肉がしっかりしていて果汁もたっぷり、
酸っぱいと言われる「紅玉」ですが、爽やかなあと味、
出回る期間も短くて、収穫後も「ふじ」のように長持ちししない「紅玉」ですが、
お菓子や料理だけでなく、そのまま生食にするのも大好きな「紅玉」です。
りんごでは、光合成によってつくられる同化産物がソルビトールに変換されて葉から果実に流転し、果実内で果糖(フルクトース)などの糖に変換されます。
完熟期にはすでに細胞内が糖で飽和されているためソルビトールは細胞の中に入れず、細胞と細胞の間に蓄積するため、水浸状になると考えられています。
したがって、みつ入りりんごは完熟になるまで樹に成っていたことの証明ですし、おいしい証拠でもあります。
このみつの部分にはソルビトールが多く含まれており、さわやかな甘さが感じられますが、ショ糖(スクロース)などの糖は他の部分と比べて多いわけではありません。
『参照文献 「果物の真実」 間苧谷 徹 編著 (化学工業日報社発行)』
by gomac_ko
| 2006-10-29 15:58
| Sweets(甘いもん系)